鳩山内閣メールマガジン(第2号 2009/10/15)
鳩山由紀夫の「ゆう&あい」
[日中韓協力10周年]
鳩山総理
 先週末はソウルと北京を訪れました。総理になって3週間で3度目の外国訪問は1泊2日でしたが、実に内容の濃いものでした。李明博大統領と胡錦濤国家主席とはニューヨーク、ピッツバーグの会議でもずっとご一緒でしたので、短期間にこんなに頻繁にお会いすれば、自ずから気心も知れる仲になるのは当然といえましょう。

 ソウルでの李明博大統領との会談は別室で多くのメンバーが控えていたのですが、ほとんどの時間を二人だけで話しました。友愛のことは李大統領から切り出され、東アジア共同体の構想の議論に花を咲かせました。

 長い時間を割いたのは北朝鮮の核開発問題で、北の核放棄に関して具体的な進展がない限り経済支援を行わないことで意見の一致を見ました。大統領はその提案を「グランド・バーゲン」と呼んで説明をされましたが、私からは拉致問題も包括的に取り扱うように求めました。李大統領は拉致の人権問題としての重要性を極めて強調され、一緒に協力することを約束されました。

 今回の訪問の最大の目的は、翌日の北京での日中韓サミットへの出席でした。このサミットは今回で10周年を迎えたのですが、中国の温家宝総理が議長を務め、李明博大統領と私の3人が参加をいたしました。

 私からは冒頭に新政権はアジア重視であるので、日中韓の連携はさらに強化されることは間違いないと申しました。さまざまな議論をいたしましたが、具体的な若者交流の例として、大学間の単位の互換を認めることで、日中韓3国の青年たちの心の壁が取り除かれるようになるのではないかと提案いたしました。最後に共同声明を発出し、お互いの協力関係の強化を謳うことができました。

 会議の中で、温家宝総理が北朝鮮の金正日国防委員長と会談した詳細を話して下さったのは興味深いことでした。温家宝総理の見立てとしては、北は米国との敵対関係を改善したいと思っているだけでなく、韓国、日本とも改善したいと思っているようなので、6者会合が再開される可能性はあるとのことでした。

 温家宝総理との首脳会談では、先般の胡錦濤主席との会談と同様に東シナ海を「友愛の海」にする提案を行った後に、ギョウザ事件のことに触れ、誠実に対応していただくことが日中間の信頼回復にとって重要であると述べました。公安の捜査を引き続いて行っていきたいとの返答でした。

 一方で、その後もさまざま食の安全を脅かすような事案が起きていることを重視して、私は日中食品安全推進イニシアティブを策定することを求めました。温家宝総理の同調を得られましたので、この方向で進められていくことになると思います。これによって、日中間の食品の安全性が高められ、日本人も中国製品を安心して食べられるようになれば、双方にとってメリットになると確信しています。

 日中韓の首脳がこのように頻繁に往来することによって、協力関係を強化できることは、アジア、ひいては世界全体に対しても、大きな貢献ができる ことになると信じています。駆け足の訪問でしたが、十分に意義のあるものになったと自分としては感じているところです。

プロフィール 



全大臣からの挨拶・後編

 今週は全大臣からの挨拶・後編です。鳩山内閣の全大臣が、就任の抱負と 重点政策について語ります。


前原大臣 国土交通大臣 内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策 防災)
前原 誠司(まえはら せいじ)


 この度、国土交通大臣、内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策、防災)を仰せつかりました前原誠司です。国土交通省は、国民の生活に密着した行政を担当しており、日本の美しい国土をより安全・安心なものにしていくとともに、国際拠点空港の整備など、国際競争力の強化にも努めて参りたいと思います。また、地域の魅力を活かし、地方公共団体や地域住民が主役となった観光政策を支援するなど、観光立国の実現を総合的に推進するとともに、海洋資源の開発など海洋政策にも積極的に取り組んでまいります。
 また、内閣府では、沖縄・北方対策担当として、沖縄の魅力を活かした振興策を進め、沖縄の自立と発展を支援するとともに、北方領土問題の解決に向けて最大限の努力をします。さらに、防災担当として、災害対応や被災地の復旧・復興に万全を期し、きめ細かい災害への備えを進めるとともに、原子力施設の安全確保に万全を期してまいります。

プロフィール 
記者会見動画 


小沢大臣 環境大臣
小沢 鋭仁(おざわ さきひと)


 環境大臣を拝命いたしました小沢鋭仁です。
 「この内閣にとって目玉の政策・分野なので是非頑張ってもらいたい」との言葉を鳩山総理から頂き、本当にやりがいのある仕事だと意気に感じております。
 内閣成立直後、総理に同行し、ニューヨークでの国連総会、国連気候変動首脳会合などに出席するとともに、八カ国の環境大臣とも意見交換をしてまいりました。温室効果ガス25%削減を打ち出した鳩山総理の国連でのスピーチは、世界各国から絶賛頂き、本当に嬉しい限りです。
 今後、この目標の実現に向けた具体的な道筋をつけていくのが、私の役割です。政権交代をしたら環境政策もぐっと前に進んだと、国民の皆様に実感してもらえるよう全力を尽くします。

プロフィール 
記者会見動画 


北澤大臣 防衛大臣
北澤 俊美(きたざわ としみ)


 このたび防衛大臣に就任致しました北澤俊美です。
 防衛省・自衛隊は、国家予算約4兆7千億円、人員約27万人を擁する大きな組織であり、国民の生命・財産を守るべき崇高な任務を担っております。私が遂行していく重責に思いを致せば、身の引き締まる思いであります。
 専守防衛の原則に基づき、シビリアンコントロールを確保しながら、我が国の平和と安全を確保すること、そして、防衛計画の大綱の見直しと、次期中期防衛力整備計画の策定に向けて、全力を尽くしてまいる所存であります。

プロフィール 
記者会見動画 


平野長官 内閣官房長官
平野 博文(ひらの ひろふみ)


 内閣官房長官に就任しました平野博文です。
 鳩山総理を補佐して、国民の皆さんの暮らしのための政治を実現していきたいと思います。
 私は、自ら現場に足を運んでこそ、活きた政策に結びつくと信じています。官房長官は内閣の危機管理を担当するため、遠くまで足を延ばすことは難しい立場ですが、できる限り国民の皆さんの生活の現場を見て、内閣の政策調整に活かしていきたいと思います。
 また、政府のスポークスマンとして、内閣の方針・考え方等について分かりやすく説明し、記者会見等も含め、極力開かれた官邸を実現していきたいと思います。

プロフィール 
記者会見動画 


中井大臣 国家公安委員会委員長 拉致問題担当
中井 洽(なかい ひろし)


 私は、国家公安委員会委員長と拉致問題を担当することとなりました。
 国家公安委員会委員長として、国民の安全のために、治安の確保に全力で取り組みます。人・モノ・カネ・情報等が国境を越えて激しく動き、犯罪が複雑化・多様化するなか、警察のシステムが十分に機能しているか検討・議論し、国民の安全安心の向上に努めます。公安委員会の組織の在り方や取調べの可視化について、幅広い御意見を頂きながら対応致します。
 私は、これまでも、民主党の拉致問題対策本部長、超党派の拉致議連会長代行を務め、拉致問題に取り組んできました。国家公安委員会と拉致問題を兼務し、拉致問題の解決に少しでもプラスになればと思っております。
 今後とも、国の責任において、拉致問題の解決に取り組み、すべての拉致被害者の一刻も早い帰国に向けて誠心誠意努力を続けていきます。

プロフィール 
記者会見動画 


亀井大臣 内閣府特命担当大臣(金融) 郵政改革担当
亀井 静香(かめい しずか)


 金融・郵政改革担当を担当致します亀井静香です。
 前政権下の弱肉強食の間違った政策によって、残念ながら円滑に機能しなくなってしまっている金融・郵政を鳩山総理から託されました。
 何れも国家を支え、国民の経済活動になくてはならない社会的使命を担うべき機関であります。
 私はこの度の歴史的政権交代を支持して下さった皆様に応えるためにも、隅々にまで行き届く血液のような潤滑なお金の流れとネットワークの再構築に努めると共に、「友愛」を実行できる政策を展開して参りたいと考えております。

プロフィール 
記者会見動画 


福島大臣 内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全、少子化対策、
男女共同参画)
福島 みずほ(ふくしま みずほ)


 消費者及び食品安全、少子化対策、男女共同参画を担当することになりました福島みずほです。また、青少年育成、障害者施策、自殺対策などについても取り組んでまいります。
 私はいのちを大切にする政治の実現に全力を尽くしていきたいと考えています。そのため、国民のいのちと生活に直結するものに優先的に取り組み、迅速・的確に成果を上げてまいります。
 特に、新しく発足した消費者庁が国民に身近なものとなり、真に信頼されるよう全力を上げてまいりますので、皆様の応援をどうぞよろしくお願いします。

プロフィール 
記者会見動画 


仙谷大臣 内閣府特命担当大臣(行政刷新) 公務員制度改革担当
仙谷 由人(せんごく よしと)


 行政刷新担当大臣として、これまでの行政の「無謬(むびゅう)主義」、過ちは行政の側にはないという姿勢を転換させることから始めなければなりません。
 間違いを認め、国民目線で考え国民目線で語ろう。省益に囚われず、自分の子どもに誇れる仕事をしよう。内向き思考を止めて、世界最高の行政のプロフェッショナルになろう。前例主義を改め、行政のイノベーションを生み出そう。
 そして、国民に「ありがとう」と言われる役所をつくろう。清々しい政府を作ることが、私が行う「刷新」です。

プロフィール 
記者会見動画 



編集部から

 先週から掲載している「全大臣からの挨拶」はいかがでしたか。それぞれの真剣な思いを凝縮してもらったため、簡潔でよかったとのご意見とともに、もう少し踏み込んだ内容を聞きたいとのご意見も頂戴しました。

 先週号までの感想をご覧になった方はお気づきかもしれませんが、各大臣に対するご質問、ご意見を多数お寄せいただいております。皆様からの思いも受け止め、次号以降では、各大臣がひとりずつ登場し、じっくり語ります。

 ところで、政府は現在、今年度の補正予算の見直しを進めています。仙谷行政刷新担当大臣の指示のもと、古川内閣府副大臣、各省副大臣がそれこそ昼夜を分かたず、休日も返上して作業にまい進しています。また、一昨日からは、仙谷大臣と関係する大臣との直接の折衝も始まりました。

 このように鳩山内閣では、大臣に副大臣、政務官を加えた「政務三役」が各省の中心となって奮闘しています。メールマガジンでは今後、こうした実際の現場での取組についても、紹介していきたいと思います。どうぞご期待ください。
 

※メルマガ読者感想
(メルマガ登録者が対象です)


政府インターネットTV
<1CH>総理の動き
  韓国訪問及び日中韓サミット出席(09/10/09〜09/10/10)

<2CH>週刊総理ニュース(09/10/05〜09/10/11)
  韓国訪問及び日中韓サミット出席、日本・シンガポール共和国首脳会談、税制調査会 など

<21CH>地球環境
  地球の環境を守る3つの「R」〜峰竜太のナッ得!ニッポン

<22CH>トピックス
  はばたく 静岡国文祭〜 「第24回を迎える国民文化祭」 〜中西哲生のJust Japan

 ※政府インターネットテレビ  政府インターネットテレビ

鳩山内閣メールマガジン
 ※読者登録・バックナンバー
総編集長:内閣総理大臣 鳩山由紀夫/編集長:内閣官房副長官 松野頼久
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)