鳩山内閣メールマガジン(第5号 2009/11/07)
鳩山由紀夫の「ゆう&あい」
[強固な日米関係をめざして]
鳩山総理
 今週からいよいよ国会での審議が始まりました。

 まず、国会においても申し上げましたが、私の資金管理団体の収支報告について、必ずしも事実と一致しない虚偽の報告があり、国民のみなさま方に大変ご迷惑をおかけしたことを、心から改めてお詫び申し上げます。

 私自身を含めて、会計担当者や事務所職員との十分なコミュニケーションを怠ってしまった結果、このようなことを起こしてしまい、まことに痛烈に反省をしております。

 今後も、検察の捜査に対して全面的に協力を申し上げます。当然、必要な資料やデータを検察に提出し、正確な捜査が進められていくことを期待しております。

 また、このような過ちが二度と起きないように、私自身を含め、事務所の体制も、改めるべき点は改めたいと思います。

 さて、鳩山内閣全閣僚が出席をする予算委員会は、衆議院での3日間の審議が終わり、6日から3日間、参議院で行われます。

 予算委員会での質問は、これまで私も何度も経験をしてまいりましたが、今回、初めて答弁をするという立場になりました。また衆議院では、野党の事前質問通告がほとんどなく、どのようなことを聞かれるのかと多少不安にも思っておりましたが、とにかく、「ひとつひとつ、誠実に答えていく」ということだけを考え、丁寧な答弁を心がけてまいりました。

 また各大臣も、「立場」だけで形式的に答えるのではなく、それぞれの信念を持って答弁していたことで、このような"条件の悪い"中でも、内閣としての足並みが乱れることもなく審議を行うことができたと思っております。

 衆議院の予算委員会の中で、とりわけ多かった質問は沖縄の普天間基地移設問題です。一体いつまでに結論を出すのか、その期限はいつかなどという質問もありましたが、結論を急ぐあまり、十分な検討をしたと言い切れないということだけは、何としてでも避けなければならないと思っているのです。

 すでに日米合意もなされ、結論は出ていると野党は言いますが、前政権の野党時代から我々が主張してきた沖縄の基地問題に対する考えは、本来まさに政権交代がなされた今こそ実現しなくてはならないのです。この問題は、沖縄の基地問題であり、日本の防衛体制、つまり日米安全保障体制の問題でもある。沖縄のこれからは、日本のこれからでもあり、その延長線上に日米安保体制を含む日米関係のこれからがあるのです。

 前政権のように、対米追従の日米関係に疑う余地もなければ、新たな検討も必要ないのかもしれません。しかし、我々はこの問題で日本の意思を明確に示したいと思っているのです。これまで基地問題で犠牲になってきた沖縄県民の思い、また、日本の外交・安全保障の基軸である日米関係、これまでの日米合意についてもよく考慮した上で、移設先には沖縄県内・県外、日本国内・国外とありとあらゆる選択肢を真剣に検討し、結論を導き出したいと思っています。いたずらに結論を先延ばしする気持ちは毛頭ありません。しかし、安易に「いつまでに」と言えるような問題ではないということも、ご理解いただきたいのです。

 日本の意思を明確に示すことで、本当の意味での強固な日米関係ができるものと思っております。私はその先頭に立ち、オバマ大統領とも真の信頼関係が築けるよう、努力してまいります。

プロフィール 


仙谷大臣が語る
[行政の大掃除で、コンクリートから人へ]
仙谷由人 内閣府特命担当大臣(行政刷新)
仙谷 由人(せんごく よしと )


 行政刷新を担当しております、内閣府特命担当大臣の仙谷由人です。

 総選挙で示された、今の行政を変えて欲しいという、国民の皆さまの熱い期待に応えられるよう、行政の大掃除に邁進していきたいと思っております。

 就任後の最初の任務として、平成21年度第1次補正予算の執行を見直しました。

 景気対策としての必要性・緊急性があるのかという観点から、約600の事業を点検し、その結果、約3兆円にも相当する事業を停止させることができました。これは各大臣・副大臣・政務官に大変なご尽力をいただき、内閣を挙げて取り組んだ成果だと思っております。

 この見直し結果を、平成21年度第2次補正予算又は平成22年度予算に反映して、私どもの「コンクリートから人へ」というコンセプトの下で、生活者の視点から予算を再配分していきます。

 また、先月22日には、鳩山総理を議長とする行政刷新会議の第1回を開催し、まずは「事業仕分け」という方法で、予算のムダをなくしていくことを決めました。

 「事業仕分け」は、外部の方々を交え、公開の場で、事業がそもそも必要なのかを議論していくものです。この「事業仕分け」という手法で議論していくことにより、これまで一部の政治家と官僚の考えや利害によって決められていた予算を国民の手に取り戻します。

 また、議論の結果として、予算の問題だけではなく、背景にある組織、制度の問題も明らかにしていきます。

 「事業仕分け」のように国民と行政との関係をオープンに議論していくことは、行政刷新会議の使命だと考えており、国民の皆さまから幅広く意見を聴き、双方向のコミュニケーションをとりながら、会議を進めていきます。そのために国民の皆さまから幅広く意見を聴き、取り組んでいくための方法も進めていきます。

 皆さまとともに、鳩山内閣の重要課題である行政の刷新に取り組んでいきたいと思いますので、一層のご協力・ご支援をいただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

プロフィール 


天皇陛下御在位20年特別寄稿
[触れ合い、慰霊、励まし…… 全力で取り組まれた20年]
井上茂男 宮内記者会会員、読売新聞編集委員
井上 茂男(いのうえ しげお)


 いい光景だった。

 今年7月11日。カナダを訪れていた天皇、皇后両陛下が、ビクトリアの州議会議事堂前で3000人の市民と交流された時のことだ。

 握手の求めにも笑顔で応じ、数十センチの距離で「ありがとう」と声をかけて歩かれる両陛下の前に、幅1メートル近い植え込みが現れ、歓迎の列はその向こうに遠ざかっていた。お声かけもここまでかと思われたが、両陛下は植え込みに近寄り、身を乗り出すように続けられた。「サンキュー」という声が飛び交い、歓迎は一段と熱を帯びたようだった。

 先導したブリティッシュ・コロンビア州のキャンベル州首相が話していた。「お二人は道々の数人から議事堂前の3000人まで、心から市民と接しようとされていた。植え込みがあって、もうあきらめて当然なのに、それでも積極的に触れ合おうとされる。その姿を私たちは忘れません」。州首相にインタビューしたのは3日後。同じ場面に目を見張り、興奮が冷めていないのがうれしかった。

 平成元年1月9日、即位して初めて公式に国民の代表に会われた「即位後朝見の儀」のお言葉を思い出す。「皆さんとともに日本国憲法を守り、これに従って責務を果たすことを誓い、国運の一層の進展と世界の平和、人類福祉の増進を切に希望してやみません」。

 あれから20年余り。陛下は新憲法の下で象徴天皇として即位した初めての天皇として、皇后さまと二人、道を探しながらお言葉を実践されてきた。

 国内の実情を知り、国民と触れ合うために15年で47都道府県を回り、戦後50年には沖縄や広島、長崎、60年にはサイパン島を訪ねて戦没者を慰霊、災害があれば被災地に入って激励し、外国訪問では元首だけでなく市民との交流も大事にされる――。「平成流」と呼ばれるこれらの底流には、「国と国民に尽くすことが天皇の務め」(平成10年の記者会見)という思いがある。

 55歳で即位された陛下も12月で76歳。宮内庁は負担軽減を探っているが、陛下は天皇の務めをないがしろにするような軽減を許されないから、どうしてもヤスリで削るようになる。

 両陛下を取材していて気づくのは、ビクトリアでの市民との交流のように、何事にも全力で取り組まれるひたむきな姿勢だ。一日一日を積み重ねて迎えられた即位20年の節目。心からお祝いを申し上げたい。

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執筆者の紹介 



編集部から
 今週火曜日の文化の日、文化勲章受章者及び文化功労者が発令されました。

 今年度の文化勲章は、落語家として初めてとなる桂米朝さんら、5人が受章されました。そして、文化功労者には、当時の子どもの好きなものを並べた「巨人、大鵬、卵焼き」ということばがあるように、高度成長期絶大な人気を誇り、多くの名勝負で国民に感動を与えてきた、大相撲第48代横綱大鵬の納谷幸喜さんら、15人が選ばれました。

 日本の科学技術、芸術、文化を支え、今日の基礎を築いてこられた文化勲章受章者及び文化功労者の方々に、お祝いを申し上げるとともに、そのご努力に心から敬意を表したいと思います。

 それからもう一つ、海外から嬉しい知らせが飛び込んできました。米国大リーグのワールドシリーズで、ニューヨーク・ヤンキースが優勝。松井秀喜選手が、大リーグ日本人選手として初めてシリーズの最優秀選手(MVP)に選ばれました。同球団に移籍して7年。大きなけがなど苦難を乗り越えての受賞に対し、心からお祝い申し上げます。

 早いもので今年も残り2か月を切りました。今日7日は立冬で、これから冷え込みも増してくると思われます。みなさまも、寒いと思ったら重ね着をするなどして、体調管理には十分ご注意ください。
 

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