鳩山内閣メールマガジン(第6号 2009/11/12)
鳩山由紀夫の「ゆう&あい」

鳩山総理
 天皇陛下御在位20年を、国民のみなさまとともに、心よりお慶び申し上 げます。

 いついかなるときも、国民と共に歩み、心をお寄せになられておられる天 皇陛下、皇后陛下のご健康と皇室のご繁栄を心からお祈り申し上げます。

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[メコン地域諸国との信頼と絆]

 新政権発足から2カ月が経とうとしています。

 私は総理大臣就任以来、諸外国の首脳との会談や各国首脳が参加する国際会議への出席を積極的に行ってまいりましたが、先週末の11月6日、7日には、私は議長として「第一回日本・メコン地域諸国首脳会議」を東京で開催いたしました。併せて、メコン地域諸国の首脳―カンボジアのフン・セン首相、ラオスのブアソーン首相、ミャンマーのテイン・セイン首相、タイのアピシット首相、ベトナムのズン首相との個別会談も行い、さまざまな意見交換をさせていただきました。

 国民のみなさまには、「メコンとは何?」と思われるかもしれません。メコンとはまさに「メコン河」のことであり、チベット高原から中国大陸を通り、ミャンマーとラオスの国境、タイとラオスの国境、カンボジア、ベトナムを通って南シナ海へと流れる、全長4800kmもある大河です。この肥沃な土地を生かした豊富な食料や数多く残る自然は、流域諸国の財産でもあります。

 日本とメコン地域諸国との交流は400年以上にもわたり、特に近年は政治、経済、青少年、文化、観光など様々な場面での交流が盛んとなっています。

 しかし、メコン地域を含むASEAN内の国々の間には、未だに様々な格差があり、その格差を是正するために地域内の協力が進んでいるなか、日本が果たすべき役割は大変重要であると思っております。私が提唱する「東アジア共同体構想」も、アジア地域内における政治的、経済的、また意識の上での「差」を出来る限りなくすことを抜きにしては実現不可能です。日本とメコン地域が、「東アジア共同体」の一つの礎となるような協力関係を構築していかなければならないと思っております。

 日本は今後3年間で、メコン地域全体に対して5000億円以上のODA支援を実施することを、今回の国際会議の東京宣言で約束いたしましたが、重要なのはその中身であることは言うまでもありません。

 同時に、経済的な支援を中心とした協力関係のみならず、地域内の平和で安定した政治体制を構築するため、日本は惜しみなく力を発揮しなくてはなりません。特に、ミャンマーのテイン・セイン首相には、民主化へのプロセスを進めること、そのためにも、2010年の総選挙では、アウン・サン・スーチーさんを含めて全ての関係者が参加できるよう、強く要望いたしました。未だ民主化が十分に進まない国々に対して、経済的な協力という一面だけではない日本のかかわりが、地域の安定、ひいては世界の平和と安定に繋がることが出来れば、日本の存在感は飛躍的に大きなものになると思うのです。

 また、カンボジアのフン・セン首相との会談では、私から、ご子息のフン・マネット国防省テロ対策局長を始め、中堅の青年官僚を今年度中に招聘したいと申し出ましたところ、フン・セン首相は涙ぐみながら、「この子は難産だったので、色々と苦労をしただけに、本当に感謝する」と、とつとつと述べられました。25年も首相として活動している首相の、子を思う親の姿を垣間見た気がして、こちらのほうが感動いたしました。メコン地域の首脳のみなさんと信頼の絆が結ばれた週末でした。

 今週末には、シンガポールでAPEC(アジア太平洋経済協力)首脳会合が開かれます。私は日本国の総理大臣として、日本が世界で果たすべき役割とその意義を、しっかりと伝えてまいりたいと思っております。

プロフィール 


亀井大臣が語る
[中小企業金融円滑化法案について]
亀井静香 内閣府特命担当大臣(金融)
亀井 静香(かめい しずか)


 日本の雇用の大半を支える中小・零細企業は、現下の厳しい経済金融情勢の下、売上の減少や取引先の倒産などにより、非常に苦しい状況にあります。こうした中、このまま年末になれば、今、自分の給料をゼロにしてでも、従業員維持や事業継続に頑張っている中小・零細の企業経営者も、もはや耐え切れなくなり、失業者の増加や大量倒産につながりかねません。

 それにもかかわらず、これまで、金融行政や金融機関は、国民あっての金融機関である、という原点を忘れ、必要な資金が十分必要な先に回らない、例えて言えば、金融という「血液」が中小・零細企業という「毛細血管」まで行き渡っていない状況を作り出してしまっていたのです。

 したがって、私の金融担当大臣としての最重要の課題は、中小・零細企業の方々の重荷を解き放ち、早く元気になっていただくことであり、そのため、10月30日に、中小企業金融円滑化法案(「中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律案」)を、国会に提出しました。

 具体的には、本法案では、中小・零細企業や、住宅ローンを借りておられる方で、返済に困難が生じている、または生じるおそれがある方の申出があれば、金融機関は、返済負担を軽減するために必要な貸付条件の変更等を行うよう努めなければならないことを定めています。そして、金融機関が、こうした責務をきちんと果たしているかどうかについては、金融機関に開示を義務づけるだけでなく、金融庁の職員が、検査や監督においてしっかり検証することとしています。

 私は、この法案は、貸し渋り・貸しはがし防止だけでなく、雇用対策、景気対策にもなる、大変重要なものだと考えております。国民の皆さんからも、「ぜひやってくれ」という激励のお手紙を多数頂いております。皆さんが安心して年末を過ごせるよう、金融担当大臣として、本法案の早期成立に全力を尽くしてまいります。

中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律(案)
(金融庁ホームページ)
 
プロフィール 


天皇陛下御在位20年特別寄稿
[天皇・皇后両陛下からいただいた励まし ]
会田洋 新潟県柏崎市長
会田 洋(あいだ ひろし)


 平成19年7月16日新潟県中越沖地震が発生、柏崎市は震度6強の揺れを観測しました。市のほぼ全域にわたって壊滅的な被害があり、柏崎市内だけでも死者14名(隣の刈羽村で1名)、重軽傷者1,664名、建物被害は28,423棟に上りました。

 震災直後から、国・県・他の自治体・自衛隊・ボランティアを始め全国の多くの皆様から、力強いまた温かいご支援や激励をいただきました。振り返ってみて、様々な出来事がありましたが、最も印象に残っているのは、天皇・皇后両陛下から被災現地にお出でいただいたことです。

 震災からまだ1ヶ月と経たない8月8日の暑い日、両陛下は市中心部の避難所の小学校を訪問されました。お着きになってまず、避難所の外に詰めかけた市民一人ひとりにお声掛けをされました。大変に暑い日で直射日光の下でしたが、両陛下は全く気にも止められず、随分長時間お立ちになられたままお話をされていました。

 その後、避難所となっている学校の体育館に入られました。中では避難している大勢の市民が、敷物の上に座ったり寝そべったりしていました。そのような状態でしたから、私は、両陛下が代表者にでもお声掛けされて激励されるものと思っていました。

 ところが、お二人は左右にお分かれになり、それぞれ床に膝をつかれて、被災者と同じ目線でお話をされたのです。「地震はびっくりされたでしょうね」「ずいぶん避難生活が長くなっているので大変ですね」「暑さが続きますがお体に気をつけて頑張ってください」など、それこそ一人ひとりにお声掛けされました。

 そのご様子を間近で拝見して、私は両陛下の被災者へのいたわり、国民を思うお気持ちがいかに深いものであるかと、こみ上げるものを感じました。両陛下からこのような温かい励ましをいただき、被災者にはどれほどの励みになったか計り知れません。感謝の気持ちでいっぱいでした。

 その震災からまもなく2年4ヶ月になります。お陰様で震災からの復旧・復興は速いスピードで進んで来ています。今夏には復興公営住宅も完成し、被災者の生活再建にも一区切りつけることができました。これからも本格的な復興に向けて、市民皆で力を合せて頑張ってまいります。全国の皆様、有難うございました。

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執筆者の紹介 



編集部から
 天皇陛下の御在位20年を、皆さまとともに心よりお慶び申し上げます。

 本日、皇居において一般参賀の記帳が行われるとともに、さまざまな慶祝 行事が開催されています。国立公文書館では、秋の特別展として、天皇陛下 の御即位をはじめ、国事行為や行幸などを記録した貴重な公文書が資料とと もに展示されています。この機会に是非、足をお運びください。

 政府では、予算のムダをなくしていくための「事業仕分け」が始まりまし た。各省庁から要求のあった来年度予算のうち、400を超える事業などに ついて、その必要性を一つひとつ公開の場で議論していきます。インターネ ットで同時中継も行っておりますので、ぜひご注目ください。  

天皇陛下御在位20年慶祝行事等(首相官邸ホームページ) 
行政刷新会議ワーキンググループ日程・ライブ中継サイト(内閣府ホームページ) 
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政府インターネットTV
<1CH>総理の動き
  日本・メコン地域諸国首脳会議共同記者会見(09/11/07)

<2CH>週刊総理ニュース(09/11/02〜09/11/08)
  日本・メコン地域諸国首脳会議、衆議院予算委員会 など

<20CH>くらしの安全・安心
・ “早期発見”するために・・・がん検診を受けましょう
・ 女性の人権ホットライン〜ひとりで悩まず、電話してください

<22CH>トピックス
・ 広げよう、献血の輪!〜献血が貴い命を救う〜峰竜太のナッ得!ニッポン
・ いいとこどりの暮らしをしてみませんか?〜二地域居住のススメ〜中西哲生のJust Japan
・ 高山国立公文書館館長、森麻薬・覚せい剤乱用防止センター理事長出演『そこが聞きたい!ニッポンの明日』

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