鳩山内閣メールマガジン(第12号 2009/12/24-12/31)
鳩山由紀夫の「ゆう&あい」
[政権誕生100日]
鳩山総理
 今日はクリスマス・イブ、そして、新政権が発足して、ちょうど100日を迎えました。何分、すべてがはじめての経験、未知との遭遇でもあり、政治主導、国民主権、真の意味での地域主権の世の中をつくり上げていくためにどうしたらいいか、考え続けた100日でもありました。

 現在の国政の最大の課題は、景気回復と財政の健全化の両立です。今週、そのために必要な税制改正大綱を決定するとともに、来年度の予算編成について最終的な詰めの作業を進めています。

 特に、ガソリンの暫定税率については、国民のみなさまのさまざまな声に真剣に耳を傾け、熟慮に熟慮を重ね、結論として、10年続く暫定税率という仕組みそのものは廃止するものの、税率は維持することといたしました。

 マニフェストの策定時には想定できなかった10兆円に近い税収の落ち込みがある一方、厳しい経済情勢、デフレ状況に対して、景気を何とかしてほしいとの声に応え、先般決定した緊急経済対策に加えて、雇用確保や地域活性化、中小企業のための対策を進めるため、新たに来年度予算で2兆円規模の措置を講じたい。そのために必要な財源をお願いしたいと、そのように考えました。また、先週末、コペンハーゲンでCOP15首脳会合が開かれましたが、地球環境のこともあります。

 しかしながら、国民との契約と申し上げたマニフェストに沿えなかった点があることは、事実であります。国民のみなさまに率直にお詫び申し上げなければならないと思います。そのうえで、なにとぞ、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

 来年度予算につきましては、何よりも人の命を大切にし、国民生活を守る政治を実現するため、子育て、雇用、環境、科学・技術に重点を置いてまいります。

 特に、子ども手当については、相当に議論を重ねましたが、やはり、子どもは社会全体で育んでいくものとの発想に立って、所得制限を設けないで実施することとしました。

 みなさまの中には、所得制限をした方がいいのではないかとの声もあることは十分理解しております。必ずしも手当はいらないという方々のため、地域での子育てのため自治体に簡便に寄付して頂ける制度を設けることといたします。

 今回の税制改正は、増税を強いるものではないか、とのご批判もあります。たばこ税については、国民のみなさまの健康を大切にしたい、との思いからのものです。また、各種扶養控除の見直しについては、むしろ低い所得のみなさまにもしっかりと心配りをさせていただくとの思いから、「控除から手当へ」との基本的な考え方に則ったものです。なにとぞ、国民のみなさまのご理解をいただけますよう、お願いいたします。

 新政権の予算編成の方針は、「入るを量りて出ずるを制す」。先に歳出ありきで、足らざるを野放図に国債で埋めるという予算編成から脱却します。財政規律を重視し、「事業仕分け」の評価成果を生かして歳出の大胆な見直しを進め、来年度の国債発行額を約44兆円以内に抑えます。

 来年度の予算編成とあわせて、中長期的にわが国の経済社会が持続的な発展を遂げられるよう、アジア全体の活力ある発展を促すとの視点を加えた、新たな成長戦略を策定します。

 人口が減少に転じ、高齢化が急速に進むなか、将来のこの国のかたちをしっかり描き、具体化していきたい、そのように考えています。

 最後になりましたが、来る平成22年が、みなさまにとって良い年となりますよう、内閣一同、全力で政策の実現に取り組んでまいりますので、引き続き、みなさまのご理解とご協力をお願いいたします。

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前原大臣が語る
[観光立国の実現に向けて]
前原誠司 国土交通大臣
前原 誠司(まえはら せいじ )


 みなさん、こんにちは。国土交通大臣の前原誠司です。
 鳩山新政権の発足から3ヶ月以上が経ち、私も国土交通大臣として、国土交通行政の重要課題に全力で取り組んできているところですが、今日は、私が国土交通大臣に就任してから最も力を入れている仕事の1つ、観光についてお話しします。

 現在、日本の経済情勢は大変厳しく、少子高齢化や人口減少などの難しい問題もあって、決して将来を楽観視できる状況にありません。他方で、GDPの約1.7倍という多額の長期債務を抱えるなど、財政も極めて厳しい状況にあります。このような中、かつての政府による公共事業中心の財政出動による経済成長というシナリオは、もはや簡単には描くことができなくなってきています。できるだけ財政出動に頼らずに経済を成長させることができないか、お金に頼らずに知恵を使って何かできないか、その答えの1つが観光だと考えています。

 私はまず、日本を訪れる外国人旅行者の数について、「2016年までに2000万人、2019年までに2500万人、将来的には3000万人」という、従前の目標を前倒し・上乗せする新たな目標を立てました。その実現に向けて、例えば、海外プロモーションの抜本的強化を行ったり、入国管理や査証といった制度面で、日本に訪れやすい環境を整えたりする必要があると考えています。また、休暇の取得・分散化を通じて旅行需要を平準化し、より旅行に行きやすい環境を整えることも大変重要です。さらに、一口に観光といっても、最近では、農業体験だとか自然と触れ合うツアーだとか、新しい形態の観光旅行が各地で生まれてきています。政府として、こういった地域の創意工夫による取組みを支援していくことも、大変重要だと考えています。

 現在、国土交通省では、国土交通分野における成長戦略を民間有識者の方々に議論していただいていますが、観光は、この成長戦略の柱となるものと考えています。また、今月9日には、私を本部長とする観光立国推進本部を発足させました。本当の意味で政府を挙げて観光立国の実現に向けて取り組んでいくため、関係する府省の副大臣等にメンバーとして参画していただき、スピーディーに物事を進めていける体制を整えました。

 観光立国の実現に向けて、今後も全力で取り組んでいきますので、みなさんもぜひ今後の観光政策の動きに注目してみてください。

観光庁ホームページ 
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頑張ってます
[季節性インフルエンザも新型インフルエンザも、家で見る目は同じ]
岡部信彦 国立感染症研究所感染症情報センターセンター長
岡部 信彦(おかべ のぶひこ)


 はじめはその姿がよく見えなかった新型インフルエンザですが、大分その姿が見えてきています。日本では患者数が1500万人を超えましたが、入院数や死亡者数は世界でもことに低い方で、不思議がられているところです。海外に比べ医療機関に比較的簡単に行けること、早い治療が可能であること、医療費が安いこと、そして多くの人のインフルエンザに対する関心が高いこと、などは大きい原因としてあげられるでしょう。

■季節性のインフルエンザと新型インフルエンザの違いは?
 多くの人は、のどが痛い、高熱が出る、咳、鼻水など、季節性インフルエンザも、新型インフルエンザもほぼ同じ症状で、治療方針も同じです。ほとんどの人は元通りに快復しますが、多くの人が感染すると、重症の肺炎や脳症になったり、それが原因で死に至る人も出てきてしまいます。治るのであれば「心配ないから良いだろう」というものではなく、少しでも広げないようにして少しでも悪くなる人を減らそう、という考え方を続けることが大切です。

■かからないため個人の基本的な予防法
 インフルエンザは、感染した人の咳やくしゃみとともにインフルエンザウイルスも飛び出し、これを吸い込んだ人にうつります。飛び出す距離は1〜2メートルなので、この距離を開けるとうつりにくくなります。また飛び出さないように鼻や口にバリアを設ける。これがマスクです。手を洗うことは感染症予防の基本です。うがいで口の中を清潔にするのもいいでしょう。流行の時は,人ごみを避けることも良い方法です。ワクチンの効果も限界がありますが、出来れば接種しておいた方が予防のための手段が大きく一つ重なります。

■発熱・咳などの症状が出たとき
 インフルエンザかもしれません。熱が出ても元気もそれほど悪くない、食欲はないけれど水分は飲んでいる、顔色は悪くはない、という時は落ち着いて様子を見ていいでしょう。しかし長引く咳、息苦しさ、胸の痛み、顔色の悪さなどは注意信号です。小児で呼びかけても反応が鈍い、突然の異常行動(わけの分からないことを言う、寝ていて突然飛び起きて走り出したりする)、長時間にわたる痙攣及び意識障害、などは赤に近い注意信号で、小児科医へ至急相談する必要があります。新型インフルエンザであれば危険で、季節性インフルエンザであれば大丈夫ということではありません。季節性インフルエンザも新型インフルエンザも、家で見る目は同じです。

国立感染症研究所感染症情報センターホームページ 
新型インフルエンザ対策関連情報(厚生労働省ホームページ) 
新型インフルエンザあなたの?に答えます(予防編)(政府インターネットテレビ) 
新型インフルエンザあなたの?に答えます(受診と療養編)(政府インターネットテレビ)
新型インフルエンザ〜かからない、うつさないために〜(政府広報オンライン) 
執筆者の紹介 



編集部から
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 また、「頑張ってます」「特別寄稿」のコーナーにご協力いただきました 方々に、心から感謝申し上げます。

 次回配信は、1月7日になります。より一層内容の充実を図り、読者の皆 さんとの「絆」をますます深めていきたいと思いますので、これからもよろ しくお願いします。

 皆さん、よいお年をお迎えください。

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