鳩山内閣メールマガジン(第17号 2010/02/04)
鳩山由紀夫の「ゆう&あい」
[新しい公共]
鳩山総理
 本日、現職の民主党衆議院議員が起訴されたことは、誠に遺憾なことであり、申し訳なく思います。

 今後、政治資金のあり方が、国民のみなさまから見て、より透明で信頼できるものとなるよう、政治家自らが襟を正すとともに、開かれた議論がおこなわれるよう、私としても努めてまいります。

 先週の施政方針演説において、私は、目指すべき日本のあり方のひとつとして、「新しい公共」によって支えられる日本という考え方をお示しいたしました。

 いま、市民やNPOが、教育や子育て、街づくり、介護や福祉など身近な課題を解決するために活躍しています。このように、人々が力をあわせ、人のため、社会のために力を結集することを、私は「新しい公共」と名付けました。そして、公共性のある空間を、官だけではなく、地域やNPOなど様々な方々が担う社会を築いていきたいと考えています。

 先般、阪神・淡路大震災15周年追悼式典に参加し、弔意を申し上げたさい、私は、あの不幸な震災のなかで「新しい公共」が萌芽したのではないかと感じました。

 大惨事を克服するため、警察や消防、自衛隊による援助・救援活動がすすめられるなか、家族や隣人と励まし合い、困難な避難生活を送りながら、住民の方々は復興に取り組まれました。全国からは、多くのボランティアの方々がリュックサックを背負って駆けつけました。海外からも、支援が寄せられました。

 企業や個人を問わず、復旧に向けた機材や義捐金が、日本各地から寄せられました。みんなで力を合わせて、社会のために努力したのです。

 このたびのハイチの震災でも、世界中から支援が寄せられています。

 私は、常々、人を支えること、人の役に立つことは、それ自体が歓びとなり、生きがいとなると考えてきました。

 これまでの日本には、「公(おおやけ)」というと「官」が担うもの、という社会通念がありましたが、公の仕事の中でも、民間と協力することで、より多くの人たちの満足、幸せを実現できるのではないかと考えています。

 施政方針演説に先立ち、新しい日本の社会の姿、「新しい公共」をより具体化していくため、企業やNPOの代表、学識経験者など、各界の方々にお集まりいただき、「新しい公共」円卓会議を立ち上げました。

 会議では、「行政の発想や仕組みを変え、官の都合ではなく、民が官より得意とする仕事を選び、民に引き取ってもらう」、「企業にも社会的・公共的な目的があり、それを経営の中で問い続けること」、「当事者意識を持った市民にもっと応援を」、など、さまざまなご意見をいただきました。

 この円卓会議を通じて、「新しい公共」の考え方をより多くの方と共有するための対話を深め、これまで「官」が独占してきた領域を「公(おおやけ)」に開き、「新しい公共」の担い手を拡大する社会制度のあり方について、5月を目途に具体的な提案をまとめてまいります。

プロフィール 


長妻大臣が語る
[サービス向上を目指して 〜日本年金機構の発足について〜]
長妻昭 厚生労働大臣 年金改革担当
長妻 昭(ながつま あきら)


 みなさん、私は、厚生労働大臣の長妻昭です。日々、社会保障等の充実と役所文化を変えるべく奮闘しております。

 さて、1月に新たに日本年金機構が発足してから、一ヶ月が経ちました。

 日本年金機構の前身の社会保険庁は、50年にもわたり、年金記録の管理を怠り、国民の期待を裏切ってしまいました。政府自身の信頼も地に墜ちました。

 背景には、「年金を払ってやる」という、知らず知らずのうちに染みついた傲慢な意識や、お役所仕事の体質があったと思います。

 民間会社であれば、はるか以前に倒産していたでしょう。

 この度、もう一度、国民の皆様に信頼回復のチャンスを頂いて、日本年金機構として再出発しました。

 今後の仕事ぶりを国民の皆様にご覧頂き、この再出発についてご理解を頂く努力を続けなければなりません。

 新しく就任した紀陸孝理事長を中心に、社会保険庁から移籍した職員も、新たに1000人以上民間から採用された職員も、共に力を合わせて、国民の皆様の期待に応えるべく、職務に励んでいく必要があります。

 国民の皆様の中には、「年金だけが頼り」と祈るような気持ちで年金相談に足を運ぶ方も多くいらっしゃいます。相談員を前にして、十分に説明を尽くせないお客様もいらっしゃるでしょう。

 日本年金機構の職員には、目の前のお客様が、自分の親や家族だと思って、真摯に対応していくよう指導してまいります。

 お客様の声に耳を傾け、お客様本位のサービスを実践するため、「お客様へのお約束10か条」を掲げ、サービスに努めてまいります。

 そして、いつの日にか、国民の皆様から、「サービスを学ぶなら日本年金機構に学べ」と言われる組織にしたいと思っています。

 お客様本位のサービスを実現するためには、国民の皆様の厳しいご指摘が欠かせません。日本年金機構と厚生労働省は、国民の皆様の声を募集しております。メールでも是非、皆様のご意見をお寄せください。

 日本年金機構と厚生労働省は「安心できる年金」という共通の目標に向かって二人三脚で取り組んでまいります。

「お客様へのお約束10か条」(日本年金機構ホームページ) 
理事長へのメール(日本年金機構ホームページ) 
日本年金機構ホームページ 
国民の皆様の声募集(厚生労働省ホームページ) 
写真を見る 
プロフィール 


頑張ってます
[楽しい読書−“読み聞かされ運動”の勧め−]
阿刀田高 作家、日本ペンクラブ会長
阿刀田 高(あとうだ たかし)


 今年は国民読書年です。読書の楽しさを、もう一度、みんなで考え直してみましょう。

 まず、本は安い、自分にとっておもしろい本、役に立つ本を見つければ、本当に安い。そのうえ図書館に行けば、ただ。知人友人から借りる手もあります。格安の古本だってあります。

 本は、ほとんどあらゆる分野を網羅しています。入門書から始まって、初級、中級、上級、奥義に到るまで、探し方に多少の困難があるにせよ、たいていのものがそろっています。

 本を読むと人間性が向上する、と、まあ、そういう効能も否定しませんけれど、とにかく知識は増えるし、思案も深くなるでしょう。固いことを言わずに、ただおもしろいだけでもいいじゃないですか。一生の得です。

 そして、もう一つ、たった一人でできるのも読書の特徴ですね。抜群の長所です。だれか仲間がいないとダメ、ということはありません。人生には孤独に耐えなければいけない時がきっとあるものですし、進んで孤独を求めるべき時もあるでしょう。そのときに読書ほど役立つものはほかにありません。

 でも、私は、本当のところ、ああ、いやだいやだ、こんなにすばらしいことをわざわざ声を高くして勧めるのは、なんだかばからしくて、いやになってしまいそう。だって、そうでしょう。「宮沢りえさんがきれいだ」なんて一回ならともかく、やたら喧伝することではないでしょう。みんなわかっていることです。本もそうのはず、だから国民読書年にちなんで、あえて申し上げている次第なのです。微衷をお察しください。なんて“微衷”という言葉も読書から覚えた便利な用語ですね。

 要は気軽に楽しめばよいことなのですが、これからの日本を考えるなら若い人たちに、昔と比べて読書をしなくなった若年層にこそ訴えるのが大切でしょう。いろいろな試みが実行されていますが、あの手この手を考えて、私の新しい提案は“読み聞かされ運動”です。“読み聞かせ運動”が一定の成果をあげていますが、これはそれとちがって、お父さん、お母さん、おじいさん、おばあさん、相手は小学校三年生くらいまででしょうかね。お子さんに「おもしろい本を読んでくれよ」ゴルフ道具の手入れをしているときに、台所で洗いものをしているときに、なにか読んでもらうのです。子どもの好きな本を読んでもらって「おもしろいねえ」本気で喜ぶことがポイントですね。子どもは張り切って励み、きっと読書に関心を抱きます。

 とにかくアイデアをたくさん出して、この上質な営みを広め、次代に伝えたいですね。宮沢さんはきれいで、読書は本当にすばらしいのです。

国民読書年(政府広報オンライン) 
執筆者の紹介 



編集部から
 今年は国民読書年ですが、皆さんご存じですか。

 人々の活字離れ、読書離れが進み、読解力や言語力の衰退が心配されています。

 その一方で、学校における「朝の読書運動」など、全国的な読書運動の広がりも見られるようです。
 統計によれば、小学生が1カ月に読む本の数は近年増加傾向にあり、昨年は8.6冊と30年前と比べると4冊も増えています。また、1カ月に1冊も本を読まない生徒の割合も減少傾向にあり、本を読むことが好きな子どもは8割以上にのぼります。

 今週は、作家の阿刀田高さんに読書の効用について語っていただきました。阿刀田さんが指摘されているとおり、読書は手軽で安い上に、情報がつまっていて、自己研鑽にこれほどいい教材はありません。読み方は人それぞれあると思います。皆さんもまず1冊手にされてみてはいかがでしょうか。
 

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政府インターネットTV
<1CH>総理の動き
・ 第174回国会における鳩山内閣総理大臣施政方針演説(10/01/29)
・ 第1回「新しい公共」円卓会議(10/01/27)

<2CH>週刊総理ニュース(10/01/25〜10/01/31)
  第174回国会における鳩山内閣総理大臣施政方針演説、「新しい公共」円卓会議 など

<20CH>くらしの安全・安心
・ 気になる食品の安全性〜みんなで学ぼう“リスク分析”
・ 食品安全の基礎知識〜クイズで学ぶリスク評価

<22CH>トピックス
・ 公正かつ自由な競争を守る 独占禁止法
・ 地域活性化の種、近代化産業遺産群の魅力−中西哲生のJust Japan

<51CH>防災チャンネル
  地域を守る!女性消防団員−峰竜太のナッ得!ニッポン

 ※政府インターネットテレビ  政府インターネットテレビ

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総編集長:内閣総理大臣 鳩山由紀夫/編集長:内閣官房副長官 松野頼久
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