鳩山内閣メールマガジン(第20号 2010/02/25)
鳩山由紀夫の「ゆう&あい」
[支え合う社会]
鳩山総理
 先週末、地域の方々にひらかれた小学校を訪問するとともに、防犯活動を通じて安全・安心なまちづくりに取り組む団体、産後のお母さんたちを支える方々に、それぞれお会いしました。

 訪問した小学校では、地域の方々がボランティアとして、クラブ活動などに積極的に関わっていました。私も、学校と地域の方々が一緒になって子どもたちに吹奏楽や竹とんぼづくりを教えている現場を見ることができました。

 この小学校では、ボランティアの学習アドバイザーが登録されています。たとえば、分数が苦手な子どもに付き添って、分かるまで丁寧に教えてあげているそうです。

 こうしたボランティアの方々が、子どもたちに教え、子どもたちが「できた」「分かった」と目を輝かせ、その笑顔がボランティアの方々に返ってくる。ボランティアの方々も、教えることに幸せを感じておられるのです。幸せを与えることで、自らも幸せを感じる。それこそ、目指すべき「新しい公共」のひとつの姿ではないでしょうか。

 また、今回の訪問で特に印象的だったのは、それぞれの団体の中心的な役割を、女性の方々が担っていたことです。女性のパワーや魅力を発揮しやすい環境を、私たちの生活の真ん中にうまく整えていくことが、重要だと感じました。

 一人ひとりが幸せを感じ取れるような社会、居場所というものを一人ひとりが持てる社会を創り上げていきたい。今回の訪問を通じて、そのような思いを改めて強く感じました。

 一方、わが国では、一日に約90人、年間3万を超える人々が自殺で亡くなるという状況が12年間続いています。誠に痛ましい事態です。

 私は、所信表明演説で、息子さんを自殺で亡くしたおばあさんの話をしました。自らいのちを断つ人が後を絶たない、しかも政治も行政もそのことに全く鈍感になっている。私は、これを正していきたいと思います。

 3月は、例年、自殺者数が最も多くなります。そこで私たちは、この3月を、政府として初めて「自殺対策強化月間」と定め、さまざまな悩みを抱える方々に対して、それぞれの立場に立った施策を進めていくこととしました。

 そのひとつとして、「睡眠」を切り口としたキャンペーンを実施します。疲れているのに2週間以上十分眠れていないのは「うつ」のサインだそうです。不眠に悩む人が近くにいたら、思い切ってお医者さんに診てもらうよう勧めましょう。ハローワークや職場での心の健康相談にも力を入れてまいります。

 自殺をめぐる問題は大変複雑ですが、まずは身の回りの人たちへの心配りから始めてみませんか。不安を抱えた人に手を差しのべ、一人でも多くの人々のいのちを守る社会、支え合う社会にしたい、それが、私の切なる願いです。

プロフィール 


川端大臣が語る
[我が国の科学技術行政について]
川端達夫 内閣府特命担当大臣(科学技術政策)
川端 達夫(かわばた たつお)


 みなさんこんにちは、科学技術政策を担当している川端達夫です。

 みなさんは科学・技術について、どのような印象をお持ちでしょうか?何かとても難しいもの、日常生活とはあまり関係のないものと感じている方もみなさんの中にはいらっしゃるかもしれません。

 私が科学・技術に関心を持つようになったのは、小学生のときでした。その時薬局を営んでいた父が、薬の景品だったゴム風船へ亜鉛の粒に希塩酸を加えて作った水素ガスを吹き込み、空中に浮かぶ小さな風船を作ってくれたのです。私は手品のようにふわふわと空中を漂う風船にびっくりし、それから科学・技術というものに興味を持つようになったと思います。その後、私は理系の大学に進み、国会議員になるまでは企業の研究所で海水を真水に変える技術の研究をしていました。

 科学・技術は私たちの暮らしを豊かにしてくれる大きな可能性をもっています。総理、副総理、官房長官、私の4人の閣僚が理系の出身であり、理系内閣とも言われる鳩山内閣では、日本の得意とする科学・技術力を強化することにより、よりよい日本を作っていくことを目指しています。このため、この内閣では様々な新たな取組を始めています。ここでは特にそのうちの2つを紹介します。

  1)科学・技術重要施策アクション・プランの策定(以下、アクション・プラン)
 鳩山内閣は、無駄や重複を出来るだけなくしつつ、より効果の高い、効率の良い政策を行うための予算作りを目指しています。そこで、科学・技術の分野では例年にない試みとして、予算編成に向けたアクション・プランの作成を開始しました。

 従来の予算編成では8月末にそれぞれの省庁が財務省に予算要求した後に省庁間の予算の調整を行っていました。しかし、それでは、各省縦割り要求になりがちで、予算の重複などの弊害を招きやすい上、各省が一体となって取り組むような予算を作ることが難しかったと思います。

 アクション・プラン作成を通じて、従来よりももっと早い時期(2月)から関係省庁と連携しながら取り組むことにより、科学・技術予算の質の向上、重複の排除を目指します。

  2)今後の科学・技術行政のあり方を検討
 アクション・プランの策定に加えて、長期的な視点に立ち、今後の科学・技術行政のあり方についても検討を始めています。

 具体的には、戦略的な政策の立案、予算の確保及びその配分のあり方はどうあるべきか、これらを今後どう強化していくべきかが大きな課題です。現内閣では、総合科学技術会議を発展的に改組することも含めて、今後の科学・技術行政のあり方について検討を始めました。

 私たちの国の科学・技術力の強化に向けて、その重要性をしっかり受け止めながら全力で頑張っていきたいと思いますので、一層のご協力・ご支援をいただけますようよろしくお願いします。

科学・技術関係予算の重点化・効率化に向けた取組について(内閣府ホームページ) 
プロフィール 


頑張ってます
[殺処分「ゼロ」を目指して]
松崎正吉 熊本市動物愛護センター所長
松崎 正吉(まつざき まさよし)


 毎年3月は引越し、4〜6月は猫の繁殖シーズンを迎え、犬猫の引取り依頼が増え、対応に苦慮する時期を迎えます。

 熊本市では10年前(平成11年)は犬猫合わせて1,541頭の殺処分が行われました。平成21年度は途中ですが、4月1日〜1月31日時点で、犬1頭、猫3頭、計4頭の殺処分に留まっており、限りなく殺処分「ゼロ」に近づきました。

■取組み動機
 職員にとって殺処分ほど辛い仕事はありません。終生飼養の義務に違反する無責任な飼い主のために、なぜそこまでしなければならないのか。たまらない思いでした。殺処分はしたくない。殺処分を減らすことが、ここに勤める職員の共通の願いでした。どうしたら減らせるのか。その方法を考えようという気運が、職場内で高まりました。平成13年のことです。

■取組み開始(推進母体の組織)
 動物の適正飼養の徹底を図るためには、官民一体となった施策が必要と考え、市獣医会、動物愛護団体、動物取扱業者、盲導犬使用者の会で構成する動物愛護推進協議会を推進母体として設立し、殺処分「ゼロ」を目指すための具体的取組みについて何度も検討を重ねました。

■様々な取組み
 殺処分数を減らすにはどうしたらよいのか、過去のデータを分析しました。センターに入ってくる動物と出て行く動物の数値の傾向を探りました。センターを一つの器と考えたとき、出口を広くする取組みから強化しました。

【出口の取組み】
返還率の向上(告示文書を写真入に変更、迷い犬情報を市ホームページに掲載など)
譲渡率の向上(譲渡前講習会の実施、成犬譲渡の推進、しつけ・訓練のやり直しなど)

【入口の取組み】
飼い主からの安易な引取りをしない(終生飼養の徹底に協力要請など)
迷子札着用の徹底(センターに入ってくる動物を減少させる)

■今後の課題
 動物の殺処分は大幅に減少させることができましたが、動物に関する苦情は減らず、この成果に追いついていません。今後は「単なる動物好きを増やすのではなく、動物について正しい知識を持ち、近隣へ迷惑をかけないで、動物にとっても快適な飼い方のできる飼い主を育てる。」を主眼に置いた啓発活動を展開していきたい。

犬の飼い主さんを募集しています!(熊本市ホームページ) 
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執筆者の紹介 



編集部から
 皆さん、昨日の晩ご飯、今日の朝ご飯、お昼ご飯に、何を召し上がりましたか。食材は国産でしたか。

 日本の食料自給率は、カロリーベースで41%と先進国の中で最低水準。多くの食料を輸入に頼っているのが現状です。一方、世界的に食料需給はひっ迫した状況が続いています。

 政府は、食料自給率向上に向けた国民運動「フード・アクション・ニッポン」を展開しています。この一環として、先週末「こども食料セッション」が開催され、全国の小学生から選ばれた「こども食料大使」が食料自給率向上のため自分たちにできる活動について、提言をまとめました。

 2日目のセッションに出席した鳩山総理は、米粉や地元野菜の消費拡大についてのこどもたちからの提言に対して、「米粉を使ったグラタンなど、妻の協力の下でおいしい料理を開発します」と宣言し、早速実践しています。国産の農産物を食べることは、食料自給率の向上に最も効果的な手段。毎日の食事のときに、皆さんもそのことに思いを致していただきたいと思います。
 

フード・アクション・ニッポン公式ホームページ 
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  党首討論、日本・エストニア首脳会談、日本・ケニア首脳会談 など

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  トラベルのトラブルにご注意を!〜旅券管理の重要性−峰竜太のナッ得!ニッポン

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