鳩山内閣メールマガジン(第21号 2010/03/04)
鳩山由紀夫の「ゆう&あい」
[地震・津波への対応]
鳩山総理
 先週末チリをおそった地震は、マグニチュード8.8という規模のすさまじいものでした。現地では、800名近くの方々の尊い命が犠牲となっており、心からお悔やみ申し上げます。

 地震の一報を受け、私は、すぐさまチリにいる日本人の安否確認など、震災の情報収集を急がせるとともに、救助などが必要な場合には、直ちに対応できるよう態勢を整えるよう指示しました。先ほど、在留邦人全員の無事が確認され、ほっとしたところです。

 また、昨夜には、チリのバチェレ大統領と電話で会談し、哀悼とお見舞いの意と、日本としてできる限りの支援を行いたいことをお伝えしました。大統領から医療分野での支援の要請を頂きましたので、至急検討しているところです。

 地震発生の翌日の日曜日には、地震による津波の到来が予想される地域にお住まいの方々の安全確保に万全を期すべく、官房長官と防災大臣が関係する県知事とTV会議を通じて、被害を最小限にするための対策を協議しました。情報提供の徹底など、関係省庁が一体となって対応いたしました。

 日本各地で1メートルを超える津波が観測され、一部、養殖などで深刻な被害が出ているものの、国と地方自治体が一体となって津波対策に取り組んだ結果、人的被害が無かったことは、本当に何よりでした。

 今回の経験を活かし、地方自治体ともさらに連携を深めながら、政府として、災害対策の向上に努めてまいります。

 今週、来年度予算が衆議院を通過いたしました。「コンクリートから人へ」という理念を貫いて編成した、「いのちを守る予算」の実現に向けて、また一歩前進いたしました。

 このなかには、子ども手当、高校無償化など子育て支援に関する予算や、医療や介護の再生に向けた予算を始め、マニフェストに掲げたみなさまの身の回りの生活にかかわる政策に必要な予算が、数多く盛り込まれています。

 参議院での予算審議が進められていますが、早期成立を目指して、国会でしっかり議論してまいります。

プロフィール 


福島大臣が語る
[いのちを守る政治の実現に向けて]
福島瑞穂 内閣府特命担当大臣(自殺対策)
福島 みずほ(ふくしま みずほ)


 こんにちは。内閣府特命担当大臣の福島みずほです。

 前回のメールマガジン(11月19日号)で、皆さんにお知らせした「子ども・子育てビジョン」は、1月29日に閣議決定しました。今後は、個人に負担をかけていたこれまでの「少子化対策」ではなく、社会全体で子育てを支え、個人の希望が実現できる社会を目指し、バランスの取れた子育て支援を推進していきます。

 さて、今回は自殺対策についてお話しします。

 我が国の自殺者数は、12年連続して年間3万人を超えるという厳しい状況が続いています。そして、毎年3月は、残念ながら、自殺をされる方が最も多い月です。中小企業の方にとっては年度末の厳しい時期ということもあるでしょうし、進学や就職といった人生の節目を迎え、なかなかうまくいかずに悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。

 そこで、私たちは、2月5日に、「いのちを守る自殺対策緊急プラン」を作り、3月を「自殺対策強化月間」としました。この月間では、例えば、2週間以上続く不眠は「うつ」のサインと言われることから、中高年の男性に焦点を当てた「睡眠キャンペーン」の展開や、ハローワーク等における心の健康相談や中小企業経営者向けの法律相談を実施します。自殺対策が、悩みを抱えた方々、一人ひとりに届くよう、様々な施策を集中的に行います。月間の初日となる3月1日には、私自身も新橋駅前での街頭キャンペーンに参加し、通勤途中の皆さんに、直接呼びかけを行いました。

 自殺を防ぐためには、家族や仲間の変化に気付いて声をかける「気づき」、相手の気持ちを尊重し、耳を傾け、寄り添う「共感」、早めに専門家に相談するよう促す「つなぎ」が大切です。

 鳩山総理が施政方針演説の冒頭で述べたとおり、私たちは、「いのちを守りたい」と思っています。政府は、まさに国の意思として、自殺を無くしたいと考えているのです。悩みや問題を抱えた方を一人でも多く救えるよう、皆さんの御理解と御協力をお願いします。

子ども・子育てビジョン(内閣府ホームページ) 
自殺対策白書(内閣府ホームページ) 
睡眠キャンペーン(内閣府ホームページ) 
眠れてますか?〜睡眠キャンペーン〜(政府インターネットテレビ) 
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プロフィール 


頑張ってます
[「いのちを守る自殺対策強化月間」が始まりました]
清水康之 内閣府参与
清水 康之(しみず やすゆき)


【自殺は社会構造的な問題である】
 いま日本では、一日約90人。年間3万人を超える人たちが自殺で亡くなっています。交通事故死者数の6倍以上。人口10万人当たりの自殺者数を表す自殺率で言えば、米国の2倍、英国の3倍という高さです。

 特に多いのが働き盛りの男性による自殺。40〜60代の父親世代だけで、全体の4割を占めます。ただ同時に、20〜30代の死因第一位が自殺であり、80歳以上の高齢者の自殺率も31.4と、全世代平均の25.3を大きく上回っているのが現実です。また実は、男女比では7対3の割合で少ない女性の自殺も、諸外国との比較でみると、自殺率が男性の世界第8位に対して女性は世界第3位と、これまた高いのです。

 つまり、現代日本社会において自殺は、「時代を象徴する死」であり、個人的な問題として見過ごすことのできない「社会構造的な問題」でもあるわけです。

【緊急的かつ戦略的な対策の推進へ】
 鳩山政権では、これまで立ち遅れてきた自殺対策を、緊急的かつ戦略的に進めていこうと、昨年11月に「自殺対策緊急戦略チーム」を立ち上げました。チームを率いるのは、福島内閣府特命担当大臣。民間の現場からは、私と秋田大学の本橋豊さんが加わっています。

 戦略チームではまず「自殺対策100日プラン」を策定しました。この中で私たちは、日本で自殺が最も多い3月を「自殺対策強化月間」と定め、それまでの100日間で集中的に対策を展開することに決めました。年末には政府の「貧困・困窮者支援チーム」や全国の自治体と連携して、ワンストップ・サービスを実現させ、それと同時並行で「強化月間」に向けた準備を進めてきたのです。

【はじめての「自殺対策強化月間」始動】
 いよいよ始まった「自殺対策強化月間」では、「自殺対策とは生きる支援である」という基本認識の下、大きく3つの取り組みを進めることにしています。

 ひとつは、睡眠キャンペーンです。うつの最も自覚しやすい症状である「不眠」についてたずねることで、弱音を吐くことが苦手な中高年男性にも素直に答えてもらおうという試みです。テレビCMや新橋駅でのポスター集中貼りなどで啓発に努めていきます。

 もうひとつは、全国のハローワークでの「こころと法律の総合相談会」です。自治体が主体になって実施するものですが、できるだけ多くの場所で、当事者本位の総合支援が実現させられたらと思っています。

 そして最後が、自殺の実態解析。それぞれの地域で、実効性のある対策を立案・推進するための根拠となるような、自殺の「地域特性」や「月別特性」を明らかにします。いつ、どこで、何歳代のどういった職種(立場)の方の自殺が多いのかといったことを解明することにより、逆に、重点的に支援する時期や対象を絞り込もうというわけです。

 ぜひこの「強化月間」を機に、みなさんも自殺対策(生きる支援)に関する情報に触れてみて下さい。私たちの社会における「いのちのあり方」を、みんなで考える機会になればとも思っています。

自殺対策緊急戦略チーム(内閣府ホームページ) 
「自殺実態白書2008」(NPO法人ライフリンクホームページ) 
執筆者の紹介 



編集部から
 バンクーバー冬季五輪も閉幕し、3月になりました。日本代表選手は、前回のトリノ大会よりも多い5個のメダルを獲得しました。日本中に感動を与えてくれた選手の皆さんに、敬意を表したいと思います。

 ところで、競技を観戦しているうちに、その結果だけではなく、専門用語やルール、得点方法を知り、その面白さに惹かれた方も多かったのではないでしょうか。

 クリスタル・ジャパンが活躍したカーリングでは、ストーンを交互に投げあい、最後に残ったストーンで得点が決まる。戦略を練る知力、それを実現する技術、そしてチームワークが求められます。

 もう一つ、カーリングで注目すべきは、年齢の幅広さです。日本や中国は平均25歳と比較的若い布陣でしたが、決勝を戦ったスウェーデンとカナダは、37歳を超えています。氷上のチェスとも呼ばれるカーリングでは、どれだけ困難を克服してきたか、その競技経験も強さの秘訣だそうです。

 来週からパラリンピックが始まります。日本代表選手としては史上最年長となる75歳の比田井隆選手が、車いすカーリングに出場予定。選手の皆さんの活躍を期待しています。
 

バンクーバー2010(財団法人日本オリンピック委員会ホームページ) 
バンクーバー2010パラリンピック(財団法人日本障害者スポーツ協会ホームページ) 
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