鳩山内閣メールマガジン(第29号 2010/04/29-05/06)
鳩山由紀夫の「ゆう&あい」
[歴史を風化させない]
鳩山総理
 1956年5月1日。この日、公害の原点といわれる水俣病が初めて公式に確認されました。この数字をつないだ「195651」は、水俣病の貴重な資料を展示、後世に保管する水俣病資料館のドメイン(http://www.minamata195651.jp)にも使われています。

 メチル水銀の摂取による水俣病は、手足の痺れや運動障害を引き起こし、重篤な場合には意識不明や死に至る場合もあるなど、被害者の方々に多大な苦痛を強いるとともに、地域社会に深刻な影響を及ぼしてきました。

 それから54年。今年3月15日、未解決だった患者会との裁判について、裁判所から和解条件などが提示されました。私は、公害防止策が不十分であった国の責任、長い間苦しまれた方々のお気持ちを考え、国としてこれを受け入れる決断を行い、3月29日に熊本県、チッソ株式会社とともに、患者会の方々との間で和解に向けた合意が成立いたしました。

 この合意も踏まえ、4月16日「水俣病被害者の救済及び水俣病問題の解決に関する特別措置法」に基づく救済措置の方針を閣議決定いたしました。「いのちを守る」という基本的な考えのもと、被害者の方々を迅速に、かつ、あたう限り救済するため、5月1日から水俣病被害者の方々からの給付申請の受付を開始いたします。

 5月1日には、現地において、水俣病犠牲者慰霊式が行われます。総理大臣として初めてになりますが、私も慰霊式へ出席したいと考えています。出席させていただく場合には、被害の拡大を防ぐことができなかったことについて、国を代表して、あらためてお詫び申し上げたいと思います。

 被害に遭われた方々の思いを正面から受けとめ、このような事態を二度と起こしてはならないとお誓い申し上げるとともに、水俣病の真実、歴史を風化させることのないよう、世界に、そして、次の世代に語り継いでいかなければならないと考えています。

プロフィール 


千葉大臣が語る
[逃げ得を許さない]
千葉大臣 法務大臣
千葉 景子(ちば けいこ)


 こんにちは。法務大臣の千葉景子です。

 4月27日、凶悪・重大犯罪の公訴時効制度の見直しなどを行う「刑法及び刑事訴訟法の一部を改正する法律」が成立し、公訴時効制度の見直しの規定をその日のうちに施行しました。

 公訴時効制度とは、法律の定める一定期間が経過した場合には、検察官が刑事事件の犯人を起訴することができなくなる制度のことです。

 殺人等の凶悪・重大犯罪の公訴時効制度については、最近、被害者の御遺族の方々を中心として見直しを求める声が高まっていました。また、国民の多くの方々からも、これらの犯罪については、時間の経過によって一律に犯人が処罰されなくなってしまうのは納得できない、より長期間にわたって処罰できるようにすべきであるという声が寄せられていました。

 この法律は、こうした被害者の御遺族の方々を始めとする国民の皆様の声にこたえるために、私ども法務省において、多くの国民の方々からも意見をお聞きするなどして、法律案を立案し、国会に提出したものです。

 今回の公訴時効制度の見直しにより、殺人罪など人を死亡させた罪のうち死刑が科されることがあるものについては公訴時効が廃止され、傷害致死罪や自動車運転過失致死罪など人を死亡させた罪のうち懲役・禁錮が科されることがあるものについては公訴時効期間が現行のほぼ2倍となります。

 この法律により、国の姿勢としても、凶悪・重大犯罪について「逃げ得を許さない」という毅然とした態度を示すことができたことは、大変意味のあることだと思います。また、この法律が、凶悪・重大犯罪を少しでも減らすことにつながることを心から祈っています。

 今後とも、国民のための法務行政にまい進するつもりです。

プロフィール 


頑張ってます
[力の続く限り]
魁皇博之 大関
魁皇 博之(かいおう ひろゆき)


 4月26日に鳩山総理大臣より内閣総理大臣顕彰をいただきました。

 諦めずにコツコツと頑張ってきたことを高く評価して下さり、さらに大相撲からの初の受賞は自分にとって大変な驚きであり、光栄に思うと同時に身の引き締まる思いです。これまで支えてくださった多くの方々に、この場をお借りして深く御礼を申し上げます。

 小さい頃から体が大きく、柔道や空手をやっていたことで相撲大会に駆り出されることがあり、縁あって中学卒業と同時に友綱部屋に入門することになりました。が、新弟子検査には(後の)若乃花・貴乃花、曙などすごい人達が沢山いて、「これは大変な所に来てしまった」と思ったことを覚えています。

 入門してからは、師匠の指導やおかみさんをはじめ部屋の皆さんの支えもあって、平成4年には19歳で十両に昇進しました。十両の時には左足骨折という“最初の大怪我”に見舞われましたが、平成5年には幕内に昇進、ちょうど17年前の夏場所のことでした。

 しかし、新入幕の場所は4勝11敗と幕内のカベにはね返され、この時には後に幕内最多勝利数の記録の更新、幕内在位100場所を達成できるとは夢にも思いませんでした。上腕・肩・腰・太ももなど怪我は数えきれず、自分自身でも「もうダメかもしれない」と考えたのは一度や二度ではなく、そのたびに「諦めることはいつでもできる。自分の出来ることを精一杯やってみよう」と思い直し土俵に上がってきました。

 もちろん、自分の力だけで続けてこられたのではありません。周囲の肉体面・精神面への細やかなケアやサポートがあって、ここまでの現役生活を維持してこられました。そして、多くのファンの皆様の励ましも原動力になっています。

 無我夢中で相撲を取り続けていくうちに『ここまでやってきた』と云うのが現在の心境。すでに同期やかつての好敵手の多くが引退していく中、自分に残された時間を大切に、日々稽古を積み重ね、皆様に応援してもらえるよう力の続く限り頑張ります。

執筆者の紹介 



編集部から
 今週月曜日、鳩山総理は大関魁皇関に内閣総理大臣顕彰を行いました。春場所において、幕内在位100場所という記録と、幕内最多勝記録を更新し823勝を達成するなどの偉業を成し遂げ、我が国のスポーツ界の振興に貢献された功績によるものです。

 鳩山総理とガッチリと握手を交わした魁皇関。差し出された手の大きさに一同驚き、総理は自分の両手と見比べていました。「多くのファンの皆様の励ましも原動力」と語る魁皇関に、編集部も元気をいただいています。今後のご活躍に期待したいと思います。

 さて、今日からゴールデンウィークという方もいらっしゃるのではないでしょうか。来週は、メールマガジンも休刊とさせていただき、次号の配信は5月13日です。連休中には、上海万博も開幕します。皆様、よい休日をお過ごしください。

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