鳩山内閣メールマガジン(第31号 2010/05/20)
鳩山由紀夫の「ゆう&あい」
[総力を挙げて口蹄疫対策を]
鳩山総理
 宮崎県における家畜伝染病「口蹄疫」の発生は、わが国の危機管理上の重大な課題です。感染の拡大を防ぐため、すでに12万5千頭を超える牛や豚が処分の対象となっており、地域における社会的、経済的影響は大変大きなものになっています。

 政府では、4月20日の発生直後に農林水産省に対策本部を設け、獣医師を含む延べ約4100人以上を現地に派遣して対応にあたるとともに、農家のみなさまへの支援策を講じました。5月初めからは、東国原宮崎県知事の要請にもとづき、延べ約2500人を超える自衛隊員も防疫作業に取り組んでいます。

 しかしながら、感染が拡大してしまった、この事実は大変重く受け止めております。感染をこれ以上広げないとの決意を新たにしております。

 5月17日には、対策を強化し、総力を挙げて取り組むため、私自身が本部長となり、すべての閣僚を本部員とする口蹄疫対策本部を設置しました。

 また、山田農林水産副大臣を本部長とする現地対策本部を設置し、副大臣、小川総理補佐官及び関係省庁の担当者を現地に常駐させ、地元のみなさまのご要望などを十分に受けとめて、国との連絡調整を迅速・的確に行うことといたしました。

 宮崎県では18日に、感染拡大の阻止と早期撲滅のため、非常事態宣言を発令しました。

 政府は昨日、第2回の対策本部を緊急に開催し、10km圏内のすべての牛・豚に対する、処分を前提としたワクチン接種や、農家のみなさまへのご支援の強化、消毒ポイントの増設、処分に当たっての手当金の迅速な交付、獣医師や警察官、自衛隊員などの増員などを、速やかに行うことを決定しました。

 さらに、地元自治体において、徹底した対策を講ずることができるよう、適切な財政支援も実施します。

 地元自治体の職員の方、関係農家の方々などに、昼夜兼行でご尽力いただいております。こうしたご努力に心から敬意を表するとともに、地元の方々と感染拡大防止に取り組む自衛隊員・警察官諸君の日夜の頑張りに感謝したいと考えます。国・県・市町村が一体となり、総力を挙げて対策に取り組んでいくことが、何よりも重要です。畜産農家のみなさまのご理解も不可欠です。政府としても、当然のことながら、全力をあげて頑張ります。

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岡田大臣が語る
[平和構築や、アフリカ支援の分野で日本がリーダーシップを]
岡田大臣 外務大臣
岡田 克也(おかだ かつや)


 外務大臣の岡田克也です。

 先月、日本は国連安全保障理事会(安保理)の議長国でした。そこで、私はニューヨークへ行き、16日、安保理議長を務め、世界全体にとって大きな課題である「紛争後の平和構築」というテーマで、公開討論を行いました。

 紛争に陥った国や地域には、国連からPKO(平和維持活動)などが派遣され、その支援も受けつつ、当該国の意思による民主的な選挙などが行われ、新しい体制ができます。通常ならそこから平和への歩みが始まるのですが、残念ながら、数年以内に紛争に後戻りしてしまう例が少なくありません。紛争再発を防ぐためには、新しい体制が出来た後も開発や若者の雇用、法の支配、治安維持がきちんと機能するよう、一貫した政策の体系が必要となります。

 いろいろな国を見ていても、平和はなかなか簡単には訪れません。今回の安保理公開討論には、アフガニスタン、東ティモール、ボスニア・ヘルツェゴビナ、シエラレオネといった国々から、閣僚にも参加いただき、それぞれの体験に基づくお話を伺い、会合の成果として議長声明を出すことができました。日本としては、単に平和を維持するだけでなく、平和をつくり出し、その平和を持続的なものにしていく取組である平和構築について、今後も率先してリードしていきたいと考えています。

 大型連休中には、南アフリカとタンザニアに行ってきました。最初に訪れた南アでは、大統領や外相とお会いしました。間もなくサッカーW杯も開催される南アは、有力新興国として、国際社会での役割を増しつつあり、経済関係のみならず、気候変動や国連安保理改革等、様々な国際的問題に取り組む上で日本の重要なパートナーだと改めて実感しました。

 タンザニアでは、キリマンジャロの麓で開かれたアフリカ開発会議(TICAD)閣僚級フォローアップ会合に出席しました。TICADは、我が国の主導でアフリカ開発を話し合う国際会議で、日本の対アフリカ支援の柱と言うべきものです。私はタンザニアの大臣と共に共同議長を務め、日本としてアフリカ支援の諸約束を必ず実行するという決意を申し上げ、また参加国による共同声明を採択しました。また、アフリカ9カ国の外相等と二国間会談を行いました。

 今回の訪問では、我が国のアフリカ支援や日本企業の活動の現場を自分の目で確認することができました。例えば、タンザニアの住友化学の蚊帳工場では、6,000人の雇用を生むとともに、蚊帳の普及によってマラリアによる死亡が半分になった国の話を伺いました。日本として、アフリカの人々に本当に役立つ支援ができているかどうかを常に確認しながら、今後も積極的に支援を続けていきたいと思います。

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頑張ってます
[MISIA COP10名誉大使に就任!]
MISIA氏 COP10名誉大使、アーティスト
MISIA(ミーシャ)


 こんにちは、MISIAです。

 この度、潘基文(パン・ギムン)国連事務総長より生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)名誉大使に任命を頂きました。

 皆さんは『生物多様性』という言葉を聞いたことがありますか?

 私たち人間は、衣・食・住、全てにおいて自然界から、たくさんの恩恵を受けながら生きています。

 しかし現在は、環境破壊などが原因で、この恩恵を受ける事が困難となってきました。この恩恵をこれからも受け続けるために何をすれば良いか?と考える際に、鍵となるものが『生物多様性』です。

 『生物多様性』とは、生物の種・生態系・遺伝子、これら全てが多様である状態を示します。それは、生物がつながり合って生きていることを意味しています。

 例えば、ただ一つの生き物が絶滅すると、その生き物が食べていた生き物が一気に増えたり、逆に、その生き物を食べていた生き物が一気に減少したり、生態系がガラリと変わってしまう可能性があります。

 私たち人間が自然の恵みを享受していくためには、今、生物多様性に注目することが必要であると思います。

 生物多様性損失の問題は、地球規模で起こっている問題です。

 では何をすべきか?

 生物多様性を保全する。生物多様性に配慮した形で、使ったら使った分だけ返すようにする。人間と自然と生き物が共生できる道を探す。

 そのための会議、COP10が、今年10月に愛知県名古屋市で行われます。国連に加入するほぼ全ての国、192カ国とEUが参加する大きな国際会議です。今回は日本が議長国。

 COP10のスローガンは「Life in harmony, into the future 〜いのちの共生を、未来へ〜」。

 この問題を解決するためには、世界中の人々の知識と意識が必要です。

 イベントや、ウェブサイトなどで学んだ事を伝えることをはじめ、COP10名誉大使の活動を通じて、生物多様性、そしてそこから見えてくる世界の問題に目を向け、みなさんと共に考え、行動していければと思っております。是非たくさんの方に生物多様性に関心を持って頂きたいです。

 どうぞ、よろしくお願いします。

COP10支援実行委員会公式ウェブサイト 
生物多様性(環境省ホームページ) 
執筆者の紹介 



編集部から
 現在、この地球上には、確認されている範囲だけでも約175万種の生物が存在し、これら多様な生物が網目のように様々な関係でつながり、支え合いながら生きています。しかし、国連によれば、人間は種の絶滅速度をここ数百年でおよそ1,000倍に加速させており、たくさんの生き物たちを危機的な状況に陥らせているそうです。

 この多様な生物をその生息環境とともに保全するために、生物の多様性に関する条約が1992年に採択されました。2002年の第6回締約国会議では、「2010年までに生物多様性の損失速度を顕著に減少させる」という目標が合意されており、目標の達成状況などを検証する節目の会議が、10月に名古屋市で開催される生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)です。

 皆さんは「グリーンウェイブ」をご存知ですか。国連は5月22日を「国際生物多様性の日」と定め、条約加盟国それぞれが午前10時に、世界各地の青少年の手で、主に在来種を植樹することを呼びかけています。地球上を緑が東から西へと波のように広がっていくことから、「グリーンウェイブ(緑の波)」と言われています。

 今回登場されたMISIAさんも共に行動することを呼びかけています。皆さんも、このような活動に取り組むことをきっかけに、ご家庭で生き物のいのちを守る大切さを改めて考えてみませんか。

グリーンウェイブ2010(環境省ホームページ) 
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<2CH>週刊総理ニュース(10/05/10〜10/05/16)
  高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部、社会的責任に関する円卓会議 など

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