鳩山内閣メールマガジン(第32号 2010/05/27)
鳩山由紀夫の「ゆう&あい」
[日本・東アジアの安全保障]
鳩山総理
 3月26日に発生した韓国の哨戒艦「天安(チョナン)」の沈没事案について、46人の犠牲者の方々、そのご家族、そして韓国の国民のみなさまに心からのお悔やみを申し上げます。5月20日、韓国政府は、米国、英国、スウェーデン、オーストラリア各国の専門家が参加した合同調査の結果、北朝鮮による魚雷攻撃であったと判断されることを明らかにしました。

 そして、24日、韓国の李明博大統領は、韓国国民に向けて、非常に熱のこもった力強い演説を行われ、「北朝鮮の責任を問うため、断固たる措置をとる」として、国連安全保障理事会への提起などの方針を発表されました。

 私は、さっそく李明博大統領と電話会談を行い、韓国政府の毅然かつ冷静な対応に敬意を表するとともに、韓国を強く支持するとのわが国の立場をあらためてお伝えしました。

 24日の午後には、安全保障会議を招集しました。わが国としては、北朝鮮の行動は許し難いものであり、国際社会と共に強く非難します。国連安全保障理事会の非常任理事国であるわが国として、韓国を強く支持し、安保理での対応を含め国際社会との連携、特に日韓、日米、日米韓で連携を強化します。わが国独自の新たな対北朝鮮措置を早急に検討し、貨物検査特別措置法案の早期成立に全力を尽くします。また、予断を許さない状況のなか情報収集を強化し、国民のみなさまの安全・安心の確保に万全を期します。

 今週末には、韓国済州島で、日中韓サミットが開催されます。私からは、この東アジアの平和と安定のため、日中韓がより一層、緊密に連携・協力していく必要があることを強く訴えたいと思います。

 日本と東アジアの安全保障をより強固なものとすべく、政府を挙げて全力で取り組んでまいります。

プロフィール 


直嶋大臣が語る
[今年は日本APEC。アジア太平洋地域とともに成長します。]
直嶋大臣 経済産業大臣
直嶋 正行(なおしま まさゆき )


 経済産業大臣の直嶋正行です。

【APECとは】
 今年は日本がAPEC(エイペック、アジア太平洋経済協力)の議長を務めます。

 APECは、1989年に創設されたアジア太平洋の21の国と地域をメンバーとする国際会議です。

 これまでIT製品の関税撤廃など、貿易・投資の自由化・円滑化を推進してまいりました。この地域の貿易は、毎年約1割ずつ増え、今や世界全体の44%を占めています。

 また、海外出張の多い方には、「APEC・ビジネス・トラベル・カード」が評判です。このカードがあれば、18の国と地域で商業ビザの取得が不要となり、21の国と地域で、入国審査の際に優先レーンを使うことができます。是非みなさんも試してみて下さい。

【世界の成長に責任:「横浜目標」】
 アジア太平洋地域は、経済危機を経て、改めて世界の成長センターとして脚光を浴びています。我が国は、APECの議長として、この地域の健全な成長をリードする重責を担っています。

 そのため、第一に、アジア太平洋経済を更に一体化します。既に、この地域の経済は、EU(欧州連合)よりも密接に結びつき、原料・部品の調達から製造・販売までの国境を越えた流れができあがりました。今後、関税の削減に加え、物流、投資、知財・基準等、様々な制度の調和に取り組むことで「アジア太平洋自由貿易圏」(FTAAP)の構築を推進します。

 第二に、アジア太平洋経済の、力強く、かつ持続可能な成長を後押しします。今アジアの新興国は内需主導の成長へ転換の兆しを見せています。グリーンイノベーションや高度人材の育成、規制改革等を推進することで、アジアの内需を創造します。

 こうした取組を進め、11月の首脳会議で、APECの新たな進むべき方向として、「横浜目標」を打ち出したいと考えています。

【日本を世界に発信】
 APEC開催は、日本を世界に発信する、またとないチャンスです。6月5日、6日の札幌の貿易担当大臣会合を皮切りに、11月の横浜の首脳会議まで、全国各地で様々な大臣会合を開催します。

 日本の魅力を国民の皆さん一人ひとりが発信していただきたいと思います。

【チェンジ・アンド・アクション】
 アジア太平洋の国や地域が連携をすれば、1+1を3にも4にもする大きな効果を持つと私は信じます。

 世界経済の大きな構造転換に対応して、必要な「チェンジ」を構想し、それを具体的な「アクション」に移す。

 このような思いで、私は2010年日本APECに取り組みます。

2010年日本APEC(経済産業省ホームページ) 
プロフィール 


頑張ってます
[宇宙での仕事]
野口聡一 宇宙航空研究開発機構有人宇宙環境利用ミッション本部 宇宙飛行士
野口 聡一(のぐち そういち)


 JAXA宇宙飛行士、野口聡一です。

 昨年の12月21日にソユーズ宇宙船で打ち上がり、国際宇宙ステーションに滞在して5か月になります。5か月間があっという間に思えるほど、毎日が忙しく、充実した日々を過ごしています。

 私の主な仕事は、2つあります。まず宇宙実験です。科学者に代わって、私が実験準備や機器操作を行います。世界をリードする科学者の方々が、何年もかかって念入りに準備してきた実験です。「いざ実験!」となると、科学者の方々が“かたず”をのんで実験成功を願っている気持ちが、宇宙にいる私にも伝わってきます。かなり重圧を感じますが、実験が成功すると研究者の方々が心底喜んでくれるので、私自身もその一端を担えた充実感に浸ることができます。実験の成果は、新たな科学的知見となり、地上の豊かな暮らしや我が国の産業競争力強化への道を切り開いてくれるでしょう。

 もうひとつの仕事はシステムの運用やメンテナンスです。世界各国にある地上の運用管制チームと協働して、米国、ロシア、欧州宇宙機関(ESA)、日本の各モジュールから構成される国際宇宙ステーション全体のシステムの運用・保全を行っています。「きぼう」日本実験棟の運用は軌道上クルーの中では私が主担当です。「きぼう」での日々の運用を行う中で、日本のものづくりのレベルの高さを日々感じます。「きぼう」の中はとても静かですし、他のモジュールに比べて不具合も少ないです。また、「きぼう」を運用する筑波宇宙センターの運用管制チームは、常に冷静かつ的確に対応してくれるので、私たちクルーは彼らに全幅の信頼を置いています。このことは、日本の有人宇宙システムの運用技術が世界レベルに達している証です。

 地球は、圧倒的な存在感と奥深い暖かさを感じさせる生命体です。毎日毎日、どうしていままで気がつかなかったのかと思わせるような、新鮮さを感じさせてくれます。このような気持ちや宇宙での実験の成果などを皆さんにお伝えしたいと思い、情報発信のための様々な企画を行ってきました。私が宇宙からお送りしたメッセージを多くの皆さんに見て戴ければ幸いです。

 6月2日にソユーズ宇宙船で帰還する予定です。皆さんと地球でお会いするのを楽しみにしています。

野口宇宙飛行士、ISS長期滞在中!!(宇宙航空研究開発機構ホームページ) 
写真を見る 
執筆者の紹介 



編集部から
 先週金曜日、金星探査機「あかつき」がH−2Aロケット17号機によって打ち上げられました。今回の打上げにより、11機連続での成功となり、その成功率は94%。金星の探査は、ロシア、米国、欧州に次ぐ形になります。同時に打ち上げられた宇宙ヨット「イカロス」は、太陽光を受けて宇宙を航行するという、我が国発の画期的な技術の実証が期待されています。

 2003年に打ち上げられた惑星探査機「はやぶさ」は、約20億kmを旅して、地球と火星の間にある小惑星「イトカワ」にたどり着き、サンプルの採取を終えて、来月地球に帰還する予定です。7年にも及ぶ探査の旅は、日本の技術の確かさを物語っています。

 今週は、宇宙に滞在中の野口聡一さんからメッセージをいただきました。野口さんは、低コストで効率的な太陽電池の開発などに役立つ「ナノレベル構造(ナノスケルトン)」の生成など、無重力環境を利用した様々な宇宙実験を行っています。

 「宇宙」は、今後の我が国の成長を担うことが期待されている産業分野の一つです。これまで研究開発を中心に進められてきましたが、宇宙の本格的な利用時代を迎え、政府では、国際的な競争力の強化、宇宙利用産業の裾野拡大など、宇宙政策の推進に取り組んでいます。

あかつき特設サイト(宇宙航空研究開発機構ホームページ) 
はやぶさ、地球へ!帰還カウントダウン(宇宙航空研究開発機構ホームページ) 
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政府インターネットTV
<1CH>総理の動き
・ 沖縄県訪問(10/05/23)
・ 鳩山内閣総理大臣スピーチ 第16回国際交流会議「アジアの未来」(10/05/20)

<2CH>週刊総理ニュース(10/05/17〜10/05/23)
  沖縄県訪問、口蹄疫対策本部、山崎宇宙飛行士による表敬 など

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