麻生太郎の「強く明るく」
[被害者の思いが生んだ消費者庁]
今月初め、消費者庁関連法案の成立に際し、法案の関係者を官邸にお招きし、懇談会を開きました。法案成立を祝して、会を催すのは、官邸の歴史の中でも、極めて珍しいこと。それだけ、関係者が、待ちに待った、成立でした。
懇談会の席上、消費者団体の代表の方は、「昨年9月末に法案が提出されてから、毎日、毎日、審議のスタートを指折り数えていた。審議が全くスタートすることのない日々が、百日を超えたあたりから、怒りがむらむらした。」と述べられました。
私も、もうすこし早く成立するものだと考えておりました。しかし、野党に、なかなか審議入りに応じていただけなかったため、法案の成立が遅くなってしまい、申し訳なく思っています。
「消費者庁法案は、今まで押せども引けども、びくともしなかった。そのことを思い返すと、本当にうれしかった」。日本弁護士連合会の代表の方は、法案の審議が進み、その成立がようやく目前となったとき、目から涙が止まらなかったそうです。
これまでの行政組織は、生産者、事業者を育てることに重点を置いてきました。しかし、消費者庁は、消費者の利益を第一に考えて行動する、全く新しい原理に基づく行政組織です。
「安心できる社会」の構築は、私の最も重要な政策目標の1つ。そのなかでも、消費者庁の設置は、大きな柱です。
今回の消費者庁関連法案の成立に当たっては、政府・与党としても、早期の成立を最優先して、野党の主張を最大限に取り入れて修正に応じる、という、大きな政治決断をしました。政権として、言うだけでなく、まさに、「論より証拠」。結果を出した、と自負しています。
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